なかなか授かれないという方の中で、結構聞く症状が、
多嚢胞性卵巣(PCO)
多嚢胞性卵巣(PCO)と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)には少し違いがあります。
多嚢胞性卵巣症候群と診断されるには基準があります。
- 排卵障害がある
- 血中男性ホルモンが高い、またはLH(黄体形成ホルモン)が高く、かつFSH(卵胞刺激ホルモン)が正常
- 多嚢胞性卵巣(超音波検査)
この3つをすべて満たすと、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されます。
ですが、現場でお話を聞いていると多いのが③の超音波検査で特徴的なネックレスサインが出ているために、「多嚢胞性卵巣の傾向」といわれるケースが多いようです。
それで、生理周期が長くなったりしている方がいます。
で、テーマのネックレスサインがなくなったケース。
この方も多嚢胞性卵巣の傾向ありといわれた方です。
病院で行われる治療はホルモン剤の投与です。卵胞の発育を促して、排卵をスムーズに起こすために処方されます。
この方はそのホルモン剤を服用すると、体調がとても悪くなるということで治療を断念された方でした。
何とか力になりたいと、個人の見解をお伝えしました。
- 卵巣内で代謝されるはずの卵胞が残ってしまうことが課題
- たくさんの卵胞があることで1個の発育が遅れてしまう
- 発育させるためのアプローチができないなら、たくさんある卵胞を代謝できればOK
- 卵巣の代謝をあげるのは、体全体の代謝をあげればいい
ということをお話させていただいて、頑張ってみたいとのことで子宝整体と栄養的なアプローチを行いました。3ヶ月頑張って、超音波検査。
「先生!卵、連なってなかったです!」
って大喜びで報告してくれました。
多嚢胞性卵巣を改善させるというより、なぜそうなっているのかを考えて、その方のお体がどうしたらより良い状態になるのかを考えてアプローチした結果です。あくまで多嚢胞性卵巣の改善は結果に過ぎません。
改善したことはもちろん嬉しいですが、個人的には課題を改善するために一緒に取り組めたことが何より嬉しかった!
やればできる!
自分も変われる!
と自分らしく生きる力になるからです。
僕は、妊活を通して
「自分として生まれてよかった」と好きな自分で生きて欲しい。
それを自分の経験を通して、子どもにも伝えてほしいって思っています。

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