
タイミングをとってもなかなか上手くいかず、人工授精にステップアップするも結果が出なかった方がチャレンジするのが体外受精。ホルモン剤を使って卵巣から複数の卵子を取り出し(採卵)、男性から精子を取り、体外で卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮に移植する高度生殖医療です。
一言で体外受精と言っても「体外受精」と「顕微受精」に分かれます。
体外受精というのは、卵子に精子を振りかけ、受精そのものは自然に行う方法。
顕微受精は写真のように、卵子に注射器のようなもので精子を直接受精させる方法。
病院では必ず体外受精に進むときに流れや詳細の説明を受けたり、説明会に出席するなどします。
その中で体外受精の確率について説明を受けます。そこで聞かされる成功率は病院によって差はありますが、30〜40%程度です。
これを聞いてあなたはどう感じますか?高い?低い?
自然妊娠の確率が20%程度と言われますが、それを考えると高そうですね!
実は日本の生殖医療は世界的にみてもとても優れています。それを裏付けるグラフがこちら。

こちらは2016年に発表された国別の体外受精実施件数です。
ご覧の通り実施件数は世界No.1です!ということはそれだけ臨床数を多いわけですから、技術力も世界トップクラスです。実際に海外から日本に体外受精を受けにくるといったケースも多数あります。
ですが・・・

こちらは、先のグラフと一緒に出されたグラフです。
体外受精は採卵をすると言いましたが、その採卵1回あたりの出産率が6.2%!世界最下位です。
さらに言うと体外受精に30万〜50万の費用をかけてです。
病院で聞く成功率とこのグラフの数字に大きな開きがあるのはどうしてでしょうか?
それは、
成功率と出産率は違う
からです。
成功率=妊娠陽性反応がでた割合
出産率=出産した割合
とても残念なことですが、陽性反応が出ても流産してしまうケースが多くあると言うことです。
なぜそんなことが起きるのでしょうか?
それは卵子、精子の質、つまり細胞の質が低下していることが大きな要因だと考えています。
不妊治療は日本の世界トップクラスの技術で『精子と卵子の距離を近づける』ということをします。
ですが、精子と卵子の質は変えることはできません。
不妊治療を成功させるためにも、あなたの体質を良くすることにぜひ取り組んでください。
あなたが1日も早く幸せを掴まれることを願っています。

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